道志村・とやの沢オートキャンプ場
お盆休みは家族で2泊3日のキャンプへ出かけました。
行き先は道志村にある「とやの沢オートキャンプ場」です。

今年の夏は本当に暑い・・!でも、ここは標高が高く、日中でも木陰であれば涼しくすごせます。ああ、極楽、極楽!

私は普段、建築の設計をやっておりますので、余暇でキャンプに来てもやはり空間デザインに興味が行きます。
キャンプ場であればテントサイトや小屋の配置を含めたランドスケープデザインということになりますが、
そういう視点で見ても、このキャンプ場は実にデザインが素晴らしいと感じました。


キャンプ場の雰囲気づくりで大切と思うのは「自然らしさ」ではないでしょうか。
「山に来て、樹木の合間にひっそりとテントを張り、自然の中に埋もれて過ごしたい」そんな思いを胸にやってくる人々の期待に添う風景がここにはあります。

キャンプ場に入り、通路を進んでいきます。通路は直線ではなく、ゆるやかに蛇行しているため、進むにつれて少しずつ風景が変化し、新たなシーンが見えてきます。

各テントサイトには少しずつ高低差が設けられ、段差部分には樹木や下草等の植栽と石の組み合わさった自然なランドスケープが施されています。
これが実に雰囲気がいい。


キャンプ場のご主人と少しお話したところ、ここは20年前にご自分で造成し、木々を植え、作り上げたのだとか。
「ここは道志村の中では比較的後になってから作ったキャンプ場だから、他をたくさん見て、どうすれば雰囲気の良いキャンプ場ができるか随分と研究したよ。各テントサイトに高低差を設けたから、お互い目線がダイレクトには合わないでしょう?!」というご主人の説明に思わず納得しました。
なるほど、きちんと計算されたランドスケープだったというわけです。
高低差と共に、植栽があるから、各テントサイトどうし、透けつつ見えすぎず、程良い距離感があります。


トイレや水場の小屋も木々の合間に埋もれるように佇んでいて、美しい風景です。


トイレは頻繁に清掃されており、いつ行っても綺麗なので、使う側も「綺麗に使おう」という気持ちに自然となります。

場内には心地よいヒノキ風呂があります。車に乗らずに風呂に行けるのは快適です。

キャンプ場の中心には広場があります。どのテントサイトからも近い距離に広場があるというのが、このキャンプ場の大きな魅力のひとつだと思います。

ここには卓球とバレーボール・バドミントンのコートが常設されていて、ラケットやボールも貸し出しているので、誰でも気軽に遊ぶことができます。その他、バスケットボールのゴールや木製ブランコもあります。
朝も6時台から「朝食前のひと遊び」という感じで夕方まで、いつも親子で賑わっています。広場の賑わいって、いいものですね。「もしこんな村があったら住んでみたい」と思うような、そんな雰囲気があります。

場内にはテントサイトのほか、バンガローも5棟ほど点あります。これも一か所にまとめられているのではなく、テントサイトの合間に点在しているのがいい感じです。

このキャンプ場の魅力のもうひとつは川がすぐ近くにあること。浅いので、子供と一緒に沢歩きみたいなこともできます。きれいな石をみつけたり、カエルに出会ったり、子供も飽きずに過ごすことができます。


場内の池では釣りにもチャレンジできます。釣った魚はさばいてくれるので、あとは食事時に焼くだけ・・。

キャンプでの私の定番は緑の中でのコーヒータイム。
ペーパードリップで丁寧にコーヒーを淹れます。
こんなゆとりある時間も、キャンプならではの楽しみです。

夏にはまた訪れたい・・・そんな場所でした。
新井崇文/新井アトリエ一級建築士事務所
http://www.arai-atelier.com/
email: info@arai-atelier.com
行き先は道志村にある「とやの沢オートキャンプ場」です。


キャンプ場であればテントサイトや小屋の配置を含めたランドスケープデザインということになりますが、
そういう視点で見ても、このキャンプ場は実にデザインが素晴らしいと感じました。


「山に来て、樹木の合間にひっそりとテントを張り、自然の中に埋もれて過ごしたい」そんな思いを胸にやってくる人々の期待に添う風景がここにはあります。

キャンプ場に入り、通路を進んでいきます。通路は直線ではなく、ゆるやかに蛇行しているため、進むにつれて少しずつ風景が変化し、新たなシーンが見えてきます。

各テントサイトには少しずつ高低差が設けられ、段差部分には樹木や下草等の植栽と石の組み合わさった自然なランドスケープが施されています。
これが実に雰囲気がいい。


「ここは道志村の中では比較的後になってから作ったキャンプ場だから、他をたくさん見て、どうすれば雰囲気の良いキャンプ場ができるか随分と研究したよ。各テントサイトに高低差を設けたから、お互い目線がダイレクトには合わないでしょう?!」というご主人の説明に思わず納得しました。
なるほど、きちんと計算されたランドスケープだったというわけです。
高低差と共に、植栽があるから、各テントサイトどうし、透けつつ見えすぎず、程良い距離感があります。


トイレや水場の小屋も木々の合間に埋もれるように佇んでいて、美しい風景です。



場内には心地よいヒノキ風呂があります。車に乗らずに風呂に行けるのは快適です。

キャンプ場の中心には広場があります。どのテントサイトからも近い距離に広場があるというのが、このキャンプ場の大きな魅力のひとつだと思います。

朝も6時台から「朝食前のひと遊び」という感じで夕方まで、いつも親子で賑わっています。広場の賑わいって、いいものですね。「もしこんな村があったら住んでみたい」と思うような、そんな雰囲気があります。

場内にはテントサイトのほか、バンガローも5棟ほど点あります。これも一か所にまとめられているのではなく、テントサイトの合間に点在しているのがいい感じです。

このキャンプ場の魅力のもうひとつは川がすぐ近くにあること。浅いので、子供と一緒に沢歩きみたいなこともできます。きれいな石をみつけたり、カエルに出会ったり、子供も飽きずに過ごすことができます。


場内の池では釣りにもチャレンジできます。釣った魚はさばいてくれるので、あとは食事時に焼くだけ・・。

キャンプでの私の定番は緑の中でのコーヒータイム。
ペーパードリップで丁寧にコーヒーを淹れます。
こんなゆとりある時間も、キャンプならではの楽しみです。

新井崇文/新井アトリエ一級建築士事務所
http://www.arai-atelier.com/
email: info@arai-atelier.com
by takatakataka03
| 2015-08-21 09:16
| 自然
「光」「風」「緑」といった自然の恵みを活かした住まいを設計しております。ご連絡はこちらまで→info@arai-atelier.com
by takatakataka03
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